家の鍵、急いでる時にかぎってなかなか見つからないもの

さあこれから出掛けるぞってときに限ってトラブルが起こることはよくあります。特に時間が決まっている場合、「さあ出掛けるぞ」のタイミングっていうのは、たいていの場合「もう出掛けなきゃいけない」のタイミングだったりするわけで、そんなときに起きるトラブルほどタチの悪いものはないってわけです。
急いでいるときに限ってなかなか見つからないものの代表は、わたしの場合「家の鍵」です。そもそもたいていのものは「なくてもなんとかなるもの」だったり、もったいないけれど出掛けた先で購入すれば良いものだったりしますが、家の鍵となるとそうはいきませんから事態はより深刻です。

わたしの母親はよく「置く場所を決めておかないから鍵がなくなるのよ」といいます。父親は「決めておいた置き場所に置くことを忘れるから鍵がなくなるのであって、その場合は置き場所を決めることよりも、決まった場所に置くことを忘れないことの方が大切だ。置き場所を決めて安心すると、かえって鍵をなくすのものだ」と言います。

わたしはどっちでも良いのですが、友達に聞くと「急いでいるときに限って家の鍵が見つからない」というのは、かなり多くの同意を得られたので、何も特別なことではないんだなという気がしています。
ただ、やっぱりわたしのクラスにも「わたしの父親」のような男子がいて、そもそもそうした鍵の紛失トラブルは日常的に起きているのだが、さほど急いでいないときにはあまり印象が残らないために、結果として急いでいるときの記憶ばかりが目立ってしまい、「急いでいるときに限って・・・」となってしまうんだとか、もっともらしいことを言っていました。かなりめんどくさいヤツです。

ちなみに同じクラスのお金持ちのA君は、普段は家の鍵を持ち歩いていないそうです。理由を聞くと自宅が生体認証システムで出入り出来るし、執事が玄関を開けてくれるからだそうです。かなりうらやましいヤツです。